6 pieces of SILVER : HORACE SILVER quintet
( Blue Note 1539 )

DONALD BYRD, trumpet
HANK MOBLEY, tenor sax
JUNIOR COOK, tenor sax
HORACE SILVER, piano
DOUG WATKINS, bass
GENE TAYLOR, bass
LOUIS HAYES, drums
BILL HENDERSON, vocal(#10)

1. COOL EYES ( Horace Silver )
2. SHIRL ( Horace Silver )
3. CAMOUFLAGE ( Horace Silver )
4. ENCHANTMENT ( Horace Silver )
5. SENOR BLUES ( Horace Silver )
6. VIRGO ( Horace Silver )
7. FOR HEAVEN'S SAKE( Horace Silver )
8. SENOR BLUES ( Horace Silver )
9. TIPPIN' ( Horace Silver )
10. SENOR BLUES ( Horace Silver )

Senor Blues 試聴


本名”Horace Ward Martin Tavares Silver”はポルトガルと黒人の混血である父親とアイルランドと アフリカ系黒人の混血である母親との間に1928年コネチカット州で生まれました。ヨーロッパ系白人 と黒人の血が複雑に絡まって体内に流れております。その為黒人のゴスペル音楽、アフリカ音楽、ラテン 音楽の影響が色濃くその作曲に反映されているものと思はれます。このレコードでも5,8,10で収録 されている”セニョール(スペイン語の女)・ブルース”はファンキージャズの名曲として彼の代表曲とも いえるものです。シルバーは当初地元でテナーサックス奏者としてデビューしましたが、ピアノ奏者に転向 しました。地元のクラブでテナーのスタン・ゲッツに見出されましたが、後にニューヨークに進出して アート・ブレーキーと組んでからファンキージャズの元祖としてブルーノート・レーベルから次々と名盤を 出しつづけたのです。ここでブルーノート・レーベルの創始者プロデューサー”アルフレッド・ライオン” について述べたいと思いますが、彼は1909年ドイツのベルリン生まれの生粋のドイツ人で、16歳 の時に地元ベルリンでジャズのコンサートを観てからジャズの虜になり、子供の頃からの友人フランシス・ ウォルフと1939年にニューヨークでブルーノート・レコードを設立しました。ジャズ・レコード草創期 の40年代を経て50年代のハードバップ・ジャズ時代、そして60年代のファンキー・ジャズ時代へと真に モダン・ジャズの全盛時代を創り上げました。ヨーロッパ大陸の白人のドイツ人がアメリカの黒人から生まれ たアメリカ音楽の象徴であるジャズを牽引したという事実は非常に興味あることですね。またブルーノート・ レコードは録音技師がドイツ人のルディー・バン・ゲルダー、ジャケット写真が共同設立者のフランシス・ ウォルフ、カバー・デザインがレイド・マイルスという最強のスタッフで全てのレコードが制作され、 ブルーノートの名声を一層高めました。プロデューサーのアルフレッド・ライオンは傘下のアーティストの 中でも特にホレス・シルバーがお気に入りだったようで、次々とヒットする作曲の才能、演奏家としての 有能なリーダーシップ、若々しく温厚な人柄、これら全てが合いマッチしてシルバーは27年間もの間 ブルーノートからレコードを出し続けました。ちなみにこのレコードの録音が1956年ですからブルーノート ・レコード最盛期の作品といえます。1967年アルフレッド・ライオンは引退しブルーノート・レーベルを リバティー・レコードに売却しました。共同設立者のフランシス・ウォルフはレーベルに残留しましたが、 その数年後に亡くなりました。その後レーベルは変遷を経て現在はEMIの傘下となりましたが、ジャズの レコードを出しつづけております。どうぞブルーノート・ファンキージャズの申し子ホレス・シルバーの ラテン・ファンキーの名曲をご堪能ください。

ホレス・シルバー( ミュージックガイド )

このCDについての感想、評価

アマゾン・ミュージック HORACE SILVER



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